久しぶりの競馬ネタです。
先日、セレクトセール2026が開催されました。私はSNSで中継を追いかけていたのですが、いやはや、今年もすごいセールでした。
2日間の落札総額は334億円超で、なんと過去最高を更新したそうです。
血統が良いとはいえ、まだ走るかどうかも分からない馬に、数億円ものお金が動く。冷静に考えるとすごい世界ですよね。そして、どうしても欲しい馬をめぐる競り合いは、見ているだけで手に汗握る。あれはあれで、レースとはまた違った競馬の醍醐味だなと思いながら眺めていました。
今回は、そのセレクトセールを見て感じたことを、つらつらと書いてみたいと思います。
目玉は「あの馬たち」の仔どもでした
今年のセールで高値がついたのは、こんな馬たちでした。
- 1歳セール最高額:「ヤングスターの2025」(父イクイノックス)が4億2,000万円
- 当歳セール最高額:「ヤンキーローズの2026」(父キタサンブラック)が4億1,000万円。この仔はあのリバティアイランドの半弟だそうです
- そして「コッパの2026」(父ドウデュース)が2億5,000万円
お気づきでしょうか。父の名前が、イクイノックス、キタサンブラック、ドウデュース。
つい最近まで、私たちがターフで応援していた馬たちです。
その馬たちの仔が、もうセリに出る歳になった。そして父として、セールの主役になっている。30年競馬を見てきましたが、この「時の流れ」を感じる瞬間は、何度経験してもしみじみしますね。
ドウデュース×コッパのセリを、生で見ていました
個人的に一番印象に残っているのが、ドウデュース産駒「コッパの2026」のセリです。
ちょうどSNSでこのセリを生で見ていたんです。だから、なんとなく気になってしまって。
結果は2億5,000万円。初年度種牡馬の初上場としては、セレクトセール史上最高額だったそうで、会場も大いにどよめいたようです。ドウデュースの初年度産駒は9頭が全頭落札、総額7億700万円とのこと。種牡馬としての期待の高さがうかがえます。
ドウデュースという馬のこと
ここで少し、ドウデュースの現役時代を振り返らせてください。
ドウデュースは、強い馬でした。でも、ただ強いだけの馬ではなかったと私は思っています。
強さを見せながらも、勝てない時期がありました。それでも腐らず(馬が腐るのかは分かりませんが笑)、そこを乗り越えて、復活の勝利を挙げる。その姿に、どれだけの競馬ファンが胸を熱くしたことか。
順風満帆なだけの馬より、苦しい時期を乗り越えた馬のほうが、記憶に残る。ドウデュースはまさに、競馬ファンを魅了する馬でした。
そのドウデュースの仔どもたちが、これからターフを走る。父のような、人を惹きつける馬になってくれるでしょうか。デビューが今から待ち遠しいです。
藤田オーナー、今年も爆買い
そして今年のセールで話題をさらったのが、藤田晋オーナー。2日間で総額20億円超という、豪快なお買い物だったようです。
でも、それも納得なんですよね。なにしろフォーエバーヤングが、海外でたくさん稼いでくれていますから。
そのフォーエバーヤングも、今年で引退とのこと。あれだけの実績を残した馬ですから、引退後のシンジケート(種牡馬の権利を分割して出資を募る仕組み)も、半端ない金額になるのでしょうね。稼いだお金がセールでの投資に回り、その投資からまた次のスターが生まれる。競馬という世界の大きな循環を見ているようで、興味深いです。
「まだ名前のない馬たち」に思いを馳せる
ところで、セリに出てくる馬たちには、まだ名前がありません。
「コッパの2026」「ヤングスターの2025」のように、「母の名前+生まれ年」で呼ばれます。名前がつくのは、これから。
以前このブログで「馬名に惹かれた馬たち」という記事を書きましたが、馬名好きの私としては、ここが楽しみでならないのです。
2億5,000万円のコッパの2026には、どんな名前がつくんだろう。4億円超のヤンキーローズの2026は、リバティアイランドの半弟らしい名前になるんだろうか。
数年後、今回セリに出た馬たちがデビューして、ニュースで馬名を目にしたとき、「あ、あのときの!」となる。セールを見ておく楽しみは、実はそんなところにもあるのかもしれません。
おわりに
今回は、セレクトセール2026を見て感じたことを書かせていただきました。
応援していた馬たちが父になり、その仔に数億円の値がつき、数年後にはターフを走る。血統がつないでいく物語は、競馬の一番ロマンのある部分だと、改めて感じたセールでした。
このブログのタイトルにも「血統」への想いを込めていますが、こういう瞬間に立ち会えるのが、競馬を長く見続ける楽しみなんですよね。
今回セリに出た馬たちのデビューを楽しみに待ちつつ、まずは夏競馬、そして秋のGIシーズンを楽しみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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