前回の記事「競馬との出会い」で少しお話したのですが、私には馬名に惹かれてつい馬券を買ってしまうという、競馬の楽しみ方があります。
今回はその思い出を、1990年代編としてまとめてみました。
最初にひとこと|あくまで「個人の好み」のお話です
これからご紹介する7頭は、あくまで私個人が「この名前、いいなぁ」と感じた馬たちです。
「名前」の感じ方は、人それぞれです。詩的だと感じる名前、カッコいいと感じる名前、面白いと感じる名前——すべて、その人の感性によって変わります。
ここで挙げる馬たちが、競馬を代表する名馬ランキングというわけではありません。ブログ主がこの名前に惹かれたんだなぁ」くらいの感覚で、軽く読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、私の個人的な思い入れの強い馬たちを、ご紹介していきます。
まずはじめに|時代を代表した名馬たちのこと
1990年代は、競馬を語る上で外せない名馬たちが活躍した時代でした。
- トウカイテイオー — シンボリルドルフの息子、皇帝の子
- メジロマックイーン — 天皇賞春連覇のステイヤー
- サイレンススズカ — 1998年、ターフを駆け抜けた逃げ馬
これらの馬たちは、もちろん私も大好きで、忘れられない走りをたくさん見せてくれました。ただ、今回の記事では、こうした「みんなが知っている名馬」とは少し違う角度から——「私が、名前そのものに惹かれた馬」を紹介していきたいと思います。
それでは、いきます。
1. ツインターボ|走りと名前が完全に一致した、伝説の逃げ馬
「ツインターボ」。
この名前を聞いて、すぐに激しい逃げを連想する競馬ファンは多いと思います。
私個人としても、この名前と走りのギャップの無さ——むしろピタリと一致しているところに、とても惹かれました。ハナを切って、後続を引き離して、しかも長い距離を逃げ続ける。まさに「ツインターボ」が炸裂しているような走りでした。
1993年のオールカマーで見せた大逃げ、そして同年の有馬記念にも出走するという、強烈な存在感。
私個人としては、馬名と走りがここまで一致する馬を、他にあまり知りません。
2. ナイスネイチャ|「ナイス」な名前と、3着の伝説
「ナイスネイチャ」。
「ナイス」と「ネイチャ(自然・性格)」の組み合わせで、個人的にとても親しみやすい響きだなぁと感じていました。
そして、その走りもまた、名前にぴったりの「ナイス」な馬だったと、私は思っています。
何より有名なのが、有馬記念で3年連続3着という前代未聞の記録。1991年、1992年、1993年、3年連続でグランプリの舞台に立ち、3年連続で3着に粘り込む。「あと一歩」が代名詞の、愛されキャラでした。
私はナイスネイチャの馬券を、ほぼ毎回買っていました。これは完全に個人的な思い入れですが、「今度こそ勝つかも」「いや、せめて連対してくれ」と願いながら——でも、ナイスネイチャはやっぱりナイスな3着。
笑いと愛しさが同居する、私にとっては忘れられない一頭です。
3. メジロパーマー|二の足を使う、もうひとりの逃げの名手
「メジロパーマー」
ゴルファーの「アーノルド・パーマー」から取られた、個人的にちょっとユーモアを感じる名前。メジロの冠名とのバランスも絶妙だと、私は思っています。
メジロパーマーは、二の足を使う逃げ馬として知られていました。一度緩めて、もう一度加速する——その「二段の足」で粘り込むスタイルは、ツインターボとはまた違った魅力。
1992年の宝塚記念、そして年末の有馬記念。逃げ切り勝ちのドラマを、何度も見せてくれました。
ちなみに、有馬記念ではやられた記憶も…。あの「来た!」と思った瞬間に交わされる感じ、競馬ファンならわかるはずです。私個人としては、結果はともかく、応援したくなる馬でした。
4. フサイチコンコルド|馬名そのものがカッコいい
「フサイチコンコルド」
これはもう、私の主観で言うと、馬名そのものがカッコいいとしか言いようがありません。
冠名「フサイチ」(馬主・関口房朗氏由来)と、超音速旅客機「コンコルド」の組み合わせ。個人的に、スピード感とちょっと未来的な響きが、なんとも印象的でした。
1996年の日本ダービーでは、わずか3戦のキャリアで優勝。「幻のダービー馬」と呼ばれることもあるくらい、神秘的な存在でした。
「フサイチコンコルド」と口にするだけで、なんだか颯爽とした気分になる——少なくとも私はそう感じる名前の馬です。
5. ダイユウサク|名前で買って、有馬記念で大波乱
「ダイユウサク」
第3回の記事でも触れた、私にとって忘れられない一頭です。
1991年の有馬記念。14番人気のダイユウサクが、1番人気のメジロマックイーンを退けて優勝。グランプリの大波乱。
実は私、ダイユウサクの馬券を買っていました。「ダイユウサク」という名前の響きが、個人的に面白くて——買ってみたら、的中。配当は破格でした。
名前に惹かれて買って、大当たり。私個人としては、これほど「馬名買い」の楽しさを感じた瞬間は、後にも先にもなかなかありません。
ただ、念のためお伝えしておくと——これはたまたまの結果であって、「馬名買いをすればもうかる」という話ではまったくないです。私の体験談として、笑って読んでいただけたら嬉しいです。
6. フジキセキ|「藤の奇跡」と呼びたくなる名前
「フジキセキ」
「藤」と「キセキ(奇跡)」を組み合わせたような、個人的に美しい響きだなぁと感じる名前です。
1995年、サンデーサイレンス産駒の中でも特に期待された一頭でした。朝日杯3歳ステークス(現・朝日杯フューチュリティステークス)を制し、「クラシック最有力候補」と言われながら、脚部不安により無念の引退。
「幻のダービー馬」として、多くのファンの心に残った馬です。
その後は種牡馬としても大活躍。「フジキセキ」という名前の通り、私には、走るたびに奇跡を見せてくれそうな馬に思えていました。
7. ジェニュイン|「本物」の名を持つ、皐月賞馬
「ジェニュイン」
英語で「本物の」「真の」という意味。私個人としては、シンプルで、潔さのある名前だなぁと感じていました。
1995年の皐月賞で優勝。この時、私はジェニュインの馬券を買っていて、見事に的中しました。「ジェニュイン」というちょっと変わった、でも(私の感覚では)カッコいい名前が気になって——買ってみたら、本物(ジェニュイン)の名前通り、本物の走りを見せてくれた。
名前に意味を持つ馬って、なんだか応援したくなる。少なくとも私はそう感じる、忘れられない一頭でした。
まとめ|あくまで「私が」名前に惹かれた馬たち
1990年代、私が「個人的に」名前に惹かれて応援した馬たちを7頭、紹介してきました。
振り返ってみると——
- ツインターボ — 走りと名前の完全一致
- ナイスネイチャ — 親しみやすさと愛されキャラ
- メジロパーマー — ユーモアのある由来
- フサイチコンコルド — 颯爽としたスピード感
- ダイユウサク — 名前で買って大当たり(あくまでたまたま!)
- フジキセキ — 美しい響きと夢の奇跡
- ジェニュイン — 本物の名前と本物の走り
繰り返しになりますが、「私個人の感性」によるリストです。同じ馬を全然違う角度から好きになった方もいるでしょうし、「いやいや、もっといい名前の馬がいる」と思った方もいるはずです。
それでいいんです。人によって、名前に対する感じ方は本当に色々。それぞれが、それぞれの感性で競馬を楽しんでいる——そう思うと、競馬って、なんだか奥が深いなぁと感じます。
馬の名前って、馬主さんやネーミングした方の想いが込められているんですよね。それを馬たちが、ターフの上で表現してくれる——そういう見方ができると、競馬がまた一段と味わい深くなる、と私は思っています。
おわりに|次回は2000年代編
次回は、「馬名に惹かれた馬たち(後編)|2000年代」として、もう一つの時代の名前的に魅力的な馬たちを紹介していく予定です。
主役はもちろん、G1 7勝の名牝・ウオッカ。お酒の名前を持つ伝説の女王の、私が感じる名前と走りの魅力をじっくりお話したいと思います。
なお、本記事で触れた馬券のエピソードは、あくまで私個人の体験です。馬券の購入は、ご自身の判断と責任で楽しんでくださいね。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


コメント