今回は、多頭飼いならではの出来事について書いてみたいと思います。
先日、ちょっとした出来事がありまして。飼い主のささやかな願いが、思わぬ形で2頭の関係を浮き彫りにすることになりました。
前提として、うちの2頭の距離感
まず、我が家の2頭の関係を説明しておきます。
兄犬・マグは、弟犬・ペニーに対して、あまり執着がありません。相変わらずのマイペースぶりで、ペニーが絡んでくれば付き合うけれど、自分から求めることは少ない。そんな距離感です。
一方の弟犬・ペニーは、負けん気が強いところがあって、マグに張り合うような場面はあります。でも、それ以外で特別に執着している様子はありませんでした。
普段はよく戯れ合って、ケンカ(というかワンプロ)もしょっちゅう。仲は悪くないけれど、ベッタリでもない。そんな兄弟だと思っていました。
…この認識が、あの一件でひっくり返ることになります。
「たまにはマグと一緒に寝よう」
きっかけは、私のささやかな思いつきでした。
実は、先住犬の頃や、マグが一頭だった頃は、私と一緒に夜寝ることがありました。足元にくっついたり、体の横にぴったり寄り添ったり。あの感触が、なんとも幸せだったんですよね。
でも、ペニーが来てからは、そういうこともなくなりました。2頭とは別の部屋で寝るようになっていたのです。
そこで、ふと思ったわけです。
「たまには、マグと一緒に寝ようかな」
そんな軽い気持ちで、マグを私の寝室に連れていきました。
マグ、まさかの「早く出せ」
さて、久しぶりの添い寝タイム。
かつてのように、足元にくっついてくれるかな。横にぴったり寄り添ってくれるかな。そんな期待をしていたのですが。
マグの反応は、まったく違いました。
なんだか居心地が悪そうに、部屋の中をウロウロ。落ち着く様子がありません。
そして挙げ句の果てには、部屋の入り口のところで足踏みを始めたのです。
これはもう、完全に「早く出せ」の意思表示ですよね。
かつてはあんなに懐いてくれていたのに…と、ちょっと切なくなりましたが、これはかわいそうだと思って、あきらめて部屋から出してあげました。
飼い主の願いは、あっさり却下されたのでした。
その頃、ペニーは大パニック
ところで、マグが私の寝室にいた間、ペニーはどうしていたか。
これが、想像以上でした。
家の中のそこら中を、「ヒンヒン」と鳴きながら、探し回っていたのです。
マグがいない。どこに行っちゃったのか。
そんな声が聞こえてきそうな、必死の捜索でした。よほど不安だったのでしょう。
こんなに執着する姿を見るのは、初めてでした。
ペニーは、マグのことが大好きだった
その様子を見て、私は再認識しました。
ああ、ペニーはマグのことが、普段からこんなに好きだったんだな、と。
普段はちょっかいをかけて、じゃれ合って、ケンカもして。表面的には「うるさい弟」という感じなのですが、その根っこにあるのは、お兄ちゃんへの信頼と安心感だったのですね。
いつもそこにいるのが当たり前だったマグが、突然いなくなった。それがペニーにとっては、これほどの一大事だったわけです。
その後、ペニーはベッタリに
そしてこの一件のあと、ペニーに変化がありました。
マグへの執着が、明らかに強くなったのです。
マグの後をついて回る。そばにくっついて寝る。マグがキャリーの中にいるときは、そのキャリーにぴったりくっついている。
以前よりも、はっきりとベッタリになりました。
一度「いなくなる」という経験をしたことで、「お兄ちゃんはいて当たり前じゃないんだ」と学習してしまったのかもしれません。
良かったのか、悪かったのか
正直、これが良かったのか悪かったのかは、分かりません。
ペニーに不安な思いをさせてしまったのは、申し訳なかったなと思います。そして私の「マグと寝たい」という願いは、結局叶わなかったわけですし(笑)。
でも、この一件のおかげで、普段は見えなかった2頭の関係が見えました。
執着がないように見えて、実はしっかりつながっている。ケンカばかりしているようで、お互いが「いて当たり前」の存在になっている。
そういうものが垣間見えたのは、多頭飼いならではの面白さだなと思います。
おわりに
今回は、我が家の多頭飼い事情について書かせていただきました。
犬たちには犬たちの関係があって、飼い主の思惑通りにはいかない。でも、だからこそ面白いんですよね。
マグとの添い寝は、また今度チャレンジしてみようと思います。…いや、もうやめておいたほうがいいかもしれませんね。ペニーのためにも(笑)。
多頭飼いをされている皆さんのおうちでは、どんな関係が築かれていますか?「うちはこんな感じ」というお話があれば、ぜひ教えていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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