前回のドッグショーで、私は初めてハンドリングに挑戦しました。結果は入賞ならず。でも、なぜか楽しかった。そんな話を以前の記事に書きました。
あのショーで見つかった課題を克服すべく、いま我が家では、秋に向けてぼちぼち練習をしています。今回は、その練習の中身について書いてみたいと思います。
素人飼い主の手探りの記録なので、「へえ、こんな感じでやってるのか」くらいの気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。
そもそもスタッキング・ゲイティングとは
ドッグショーにあまり馴染みのない方のために、簡単に説明しておきます。
スタッキングとは、審査員(ジャッジ)に犬の体の構造を見せるための、静止ポーズのことです。四肢をきちんとした位置に置いて、姿勢よく、じっと立つ。犬の骨格やバランスを見てもらうための、いわば「決めポーズ」ですね。
ゲイティングとは、歩様(歩き方)を見せるための歩行のことです。ハンドラーと一緒にリングの中を歩いて、犬の動きの美しさや正確さを見てもらいます。
この2つが、ドッグショーの基本中の基本。そして、うちの弟犬・ペニーには、このどちらにも課題が山積みなのです(笑)。
ゲイティング練習は「普段の散歩」で
まず、ゲイティングの練習からお話しします。
うちの場合、特別な練習時間は設けていません。練習の場は、普段の朝夕の散歩です。
以前の記事にも書きましたが、うちは兄犬・マグを前に歩かせて、その後ろをペニーがついていくスタイルで散歩しています。ペニーは犬が近くにいるとどうしても気になってしまう子なので、あえて「前に犬がいる状況」を作って、その中で真っ直ぐ歩く練習をしているわけです。
道具は特に使っていません。おやつで釣る方法もあるようですが、ペニーの場合、興奮しているときはおやつに反応しないんですよね…。なので、リード1本と根気だけでやっています。
相変わらずマグに追いつこうとグイグイ引っ張りますが、毎日続けているうちに、少しずつ、本当に少しずつですが、堪えられる場面も出てきた気がします。気のせいかもしれませんが(笑)。
スタッキング練習は、課題だらけ
さて、問題はスタッキングです。
じっと立っていてほしいのに、ペニーときたら…
- すぐ座る
- 前にグイグイついていこうとする
- 後ろを振り返る
- 周りに反応する
と、まあ見事に落ち着きません。「静止」という言葉の対極にいるような子です。
いろいろ試した結果、いま分かっているのは、顎を固定してあげれば何とか静止できる、ということ。顎をそっと支えてあげると、不思議と落ち着いて立っていられるんです。
まずはここを足がかりに、少しずつ静止できる時間を延ばしていけたらと思っています。道のりは長そうですが、焦らずコツコツ、ですね。
実は、犬より飼い主のほうが課題だらけでした
ここからは、ちょっと恥ずかしい話を。
前回のショーを振り返ってみると、課題があったのはペニーだけではありませんでした。むしろ、ハンドラーである私のほうが、課題だらけだったのです。
具体的に白状しますと…
その1:教えてもらったことを、本番で忘れた
トリマーさんから当日の朝にアドバイスをいただいていたのに、いざ本番になると頭から飛んでしまいました。緊張していなかったつもりでしたが、体は正直だったようです。
その2:ジャッジに近づきすぎた
スタッキングの際、ジャッジとの距離感がつかめず、気づけば近づきすぎていました。ジャッジが犬を見やすいように適切な距離を取る。言われてみれば当たり前のことなのに、その場では全く意識が回りませんでした。
その3:触診のときに、手を離さなかった
ジャッジが犬に触れて骨格を確認する「触診」の場面。本来はジャッジにお任せすべきところで、私はペニーから手を離せていませんでした。心配で、つい。でもこれでは、ジャッジの審査の邪魔になってしまいますよね。
書き出してみると、我ながらなかなかのポンコツぶりです(笑)。でも、こうして課題がはっきり見えたのは、実際にリングに立ったからこそ。次は同じ失敗をしないように、頭に叩き込んでおきます。
秋に向けて、一頭と一人で成長中
というわけで、我が家の練習は、犬の特訓というより「一頭と一人の共同トレーニング」という感じです。
ペニーはスタッキングと集中力を、私はハンドリングの基本と落ち着きを。お互いに課題を抱えながら、秋のショーに向けて、日々ぼちぼちやっています。
正直、次のショーで結果が出るかどうかは分かりません。でも、前回「楽しかった」と思えたあの気持ちがあれば、続けていけそうな気がしています。うまくなっていく過程も含めて、ペニーと一緒に楽しんでいけたら。それが一番の目標です。
また練習に進展(あるいは新たなポンコツエピソード)があれば、経過を書いていきたいと思います。
おわりに
今回は、我が家のスタッキング・ゲイティング練習について書かせていただきました。
同じようにドッグショーに挑戦してみたい飼い主さん、あるいは「うちの子も落ち着きがなくて…」というお悩みをお持ちの方に、何かひとつでも参考になれば嬉しいです。プロの正解ではなく、あくまで素人の試行錯誤の記録ですが、それもまたリアルということで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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