アジリティの練習記録、第3弾です。
前回はハードルの練習について書きました。今回は次の障害物、トンネルの話です。
これがまた、ハードルとは違った難しさがありまして。しかも我が家には、弟犬・ペニーならではの「まさかの落とし穴」もありました。
トンネルは、意外と難関です
トンネルというのは、その名の通り、筒状の障害物を犬がくぐり抜けるものです。
見ている分には、犬がシュッと入ってシュッと出てくる、簡単そうな障害に見えます。でも実際にやってみると、これがなかなか難しい。
まず、多くの犬はトンネルを怖がります。暗くて狭い空間ですから、無理もありませんよね。入口までは来ても、中に入るのをためらったり、途中で止まってしまったり。
最後まで潜り抜けて出てくる。この当たり前に見えることが、実は最初の大きなハードルなのです。
ペニーの場合は、マーキング
そして、うちのペニーには、また別の問題がありました。
マーキング癖です。
ペニーはマーキングをする子なので、なんとトンネルの中でマーキングをしてしまうのです。
これ、アジリティでは致命傷です。
練習の場ならまだしも、大会でこれをやってしまうと大変なことになります。トンネルの中に匂いがついてしまうので、競技そのものがストップしてしまうのです。後続の犬にも影響が出ますから、当然といえば当然ですよね。
「うちの子、こんな課題があったのか」と、正直ちょっと頭を抱えました。
まずは「トンネルに導く」練習から
そんなわけで、トンネル練習は「まず入ってもらう」ところからスタートです。
我が家では、「ハウス、ハウス」と声をかけて導いていきます。
犬にとって「ハウス」は、クレートやケージに入るときに使う馴染みのある言葉。トンネルも同じように「入る場所」なんだよ、と伝えるイメージですね。
うまく入ってくれたら、外から大きな声で励まします。
「そうそう!」「いいよ、いいよ!」
暗いトンネルの中にいるペニーに、外から声が届く。これが安心につながるのだと思います。そして無事にトンネルを抜けることができたら、思い切り褒めて、ご褒美をあげる。
この繰り返しです。
失敗しても、最後までやり切る
練習の考え方は、ハードルのときと同じです。
失敗することはあります。途中で止まってしまったり、入らなかったり。そういうときも諦めず、最後までやり切る。そして成功したら褒める。
これをひたすら繰り返していきます。
トレーナーさんからも、「失敗したら、成功するまでやめない。最後までやりきることが大事」と教えていただきました。中途半端なところで終わってしまうと、犬も「できなくてもいいんだ」と覚えてしまうのかもしれません。
地道ですが、この積み重ねが確実に力になっていくのだと思います。
慣れてきたら、ハードルとのコンビ練習
トンネルに少し慣れてきたら、次のステップです。
今度は、ハードルとトンネルのコンビ練習。
ハードルを飛んで、そのままトンネルへ。ひとつの障害だけをこなすのではなく、複数の障害を続けて行う練習です。
そしてハードルの数も少しずつ増やしていって、少しずつ「流れ」を作っていきます。
実際の競技では、いくつもの障害を連続してクリアしていくわけですから、この「つなげる」練習がとても大事なんですね。ひとつひとつはできても、続けてやろうとすると途端に難しくなる。ここでもまた、新しい壁にぶつかっています。
もちろんここでも、失敗したら成功するまでやり切る。この原則は変わりません。
おわりに
今回は、トンネルの練習について書かせていただきました。
犬が怖がる問題、そしてうちの場合はマーキングという想定外の課題。トンネルひとつとっても、いろいろあるものです。
でも、こうやってひとつずつ課題をクリアしていく過程が、実は一番面白い部分なのかもしれません。できなかったことができるようになる瞬間は、何度味わってもいいものです。
次回は、スラロームについて書きたいと思います。ポールの間をジグザグに走り抜けるあの障害です。これがまた、難しいんですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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