アジリティの練習記録、第4弾です。
前回はトンネルの話を書きました。今回は予告していた通り、スラロームについて書いていきます。
ポールの間をジグザグに走り抜ける、あの障害です。テレビなどでアジリティを見たことがある方なら、一番「アジリティらしい」と感じる種目かもしれませんね。
スラロームとは
スラロームは、一列に並んだポールの間を、ジグザグに縫うように歩いていく(走っていく)障害です。
見た目にも華やかで、犬が上手に駆け抜けていく姿はとても綺麗なのですが、当然ながら犬にとっては簡単なことではありません。「まっすぐ進みたい」のが自然な動きですから、あえてジグザグに動くというのは、教えてあげないとできないわけです。
まずは補助具でコースを覚えてもらう
そこで、練習の最初は補助具を使います。
ポールとポールの間に、コースに沿って補助具を取り付けます。こうすると、犬は物理的に正しいルートしか通れなくなるので、自然とジグザグの動きを体で覚えていけるのです。
そして入るときには、「スルー、スルー」と声をかけて誘導します。
弟犬・ペニーは初めてながら、この補助具に沿って、うまく歩いてくれました。ハードルやトンネルのときと違って、怖がる要素があまりないからかもしれません。
うまくゴールまで歩けたら、体を撫でながらご褒美をあげて、たくさん褒めてあげます。
ペニー、まさかのショートカット
とはいえ、もちろんうまくいかないこともあります。
そしてペニーの場合、その「うまくいかない」がなかなかユニークでした。
なんと、補助具を飛び越えて、ゴールまでショートカットしてしまうのです。
ゴールの先にご褒美があると分かっているので、「じゃあ最短距離で行けばいいじゃないか」ということなのでしょうね。ポールの間をジグザグに進むより、跨いで真っ直ぐ行ったほうが早い。犬なりの合理的な判断です。
賢いというか、ちゃっかりしているというか(笑)。
ショートカットには、もちろんおやつなし
当然ながら、ショートカットしたときにはおやつはあげません。
そして失敗したところから、もう一度やり直します。最後までゴールするまでやり切る。やりきったら、おやつをあげて、褒めてあげる。
これはハードルのときも、トンネルのときも同じでした。アジリティの練習で一貫している原則です。
「できなかったらそこで終わり」ではなく、「できるまでやって、できたら褒める」。この繰り返しなんですね。ペニーも少しずつ、「ちゃんとやらないとご褒美はもらえない」と理解してくれている…はずです(笑)。
補助具を減らして、レベルアップ
だいぶ慣れてきたら、次の段階です。
補助具を半分取り外して、チャレンジします。
補助具が減るということは、それだけ犬が自分で判断して動かなければならないということ。当然、難しくなります。
うまくいくこともあれば、いかないこともあります。でも、やることは同じです。最後までやり切る。それが基本なので、ひたすら繰り返していきます。
最終的には、補助具なしでポールだけを見てジグザグに走れるように。まだまだ道のりは長そうですが、一歩ずつです。

そして、コンビネーションへ
スラロームがある程度できるようになったら、今度はハードルやトンネルとのコンビネーションです。
障害物の数を増やして、一連の流れとしてこなしていく。実際の競技に近い形に、少しずつ近づけていきます。
ひとつひとつはできるのに、つなげると難しい。これは前回のトンネル編でも書きましたが、本当にそうなんですよね。犬の集中力も、飼い主の誘導も、両方が試されます。
夏場は、飼い主が盛り上げ役に
そして季節の話も、やはり書いておきたいところです。
今は夏の暑い時期。犬にとってもしんどい時期です。
だからこそ、できるだけやる気を出してもらえるよう、飼い主のほうが盛り上げたり、励ましたりする必要があります。
「いいよ!」「そうそう!」と声をかけて、楽しい雰囲気を作る。暑さでダレそうなときこそ、飼い主のテンションが大事なのだと感じています。無理はさせず、でも楽しく。このさじ加減が難しいところです。
おわりに
今回は、スラロームの練習について書かせていただきました。
補助具から始めて、少しずつ外していく。ショートカットには付き合わず、最後までやり切る。そして褒める。
やっていることは、ハードルやトンネルと変わりません。地道な繰り返しの先に、できるようになる瞬間がある。それを信じて続けるだけですね。
ペニーの挑戦は、まだまだこれからです。できないことのほうが多いですが、一緒に取り組む時間そのものが楽しいので、これからもペニーと一緒に、楽しみながら続けていきたいと思います。
また進展があれば、練習の様子を書いていきますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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