前回は、兄犬・マグのお留守番事情について書きました。記事の中で、弟犬・ペニーの存在がお留守番問題に良い影響を与えてくれたこと、そして「ペニーを迎えて本当によかった」という気持ちに触れました。
今回は、その弟犬・ペニーとの出会いについて書いてみたいと思います。
兄犬・マグとの出会いが「しっかり探して、じっくり決めた」ご縁だったとすれば、弟犬・ペニーとの出会いはもう少し——なんといいますか、流れに導かれるような、運命的なものがあったように思います。
マグを迎えて、4年が経った頃
兄犬・マグが我が家に来て、ちょうど4年が過ぎた頃のことです。
マグのお里(ブリーダーさん)が「親戚会」を開いてくださいました。同じブリーダーさんから旅立った子たちとその飼い主さんが集まる、いわばファミリー同窓会のようなイベントです。マグにとっては兄弟たちや懐かしい顔ぶれと再会できる日。私たちにとっても、同じご縁で繋がった方々とお会いできる、楽しみな集まりでした。
その親戚会の約2ヶ月前のことです。なんと、お里で新しい子が産まれていたのです。
「せっかくだから、会いに行ってみよう」
産まれたと聞いて、特別に何かを考えていたわけではありませんでした。「せっかくだから、顔を見に行ってみよう」という、純粋な気持ちでお里を訪ねました。
生まれたばかりの子犬たちは、7匹兄弟でした。
ブリーダーさんが言ってくださいました。
「2頭目はどうですか?マグちゃんとの相性もきっといいと思うので」
その言葉が、頭の片隅に引っかかりました。
2ヶ月間、悩みました
「2頭目を迎える」というのは、簡単な決断ではありません。責任が倍になるということ。お世話の手間も、費用も、すべてが増えます。マグのお留守番問題もまだ完全には解決していない時期でしたし、正直なところ「今がそのタイミングなのか」という迷いもありました。
それでも、心のどこかにブリーダーさんの言葉が残り続けていました。「マグちゃんとの相性もきっといいと思うので」
お里は同じ、血統は間違いない。兄犬・マグを迎えたときに学んだ「ブリーダーさん選びの大切さ」という意味では、すでにその答えは出ているとも言えました。
また、個人的に以前からドッグショーやアジリティーという世界にも興味を持っていました。2頭目を迎えるなら、そういった挑戦ができる子を——という気持ちも、背中を押す理由のひとつになっていました。
2ヶ月ほど悩んで——結局、迎えることを決めました。
7匹の中で、一番可愛い顔をしていた
改めて子犬たちに会いに行ったとき、7匹がわちゃわちゃと動き回っていました。その中で、私の目が止まった子がいました。
個人的な感想ではあるのですが一番、顔が可愛い子でした。
「この子だ」
そう思いました。理屈ではなく、直感でした。
ただ、ひとつだけ「覚悟」していたことがありました。親戚会にはお父さん犬も来ていたのですが、そのお父さんがとってもやんちゃな子だったのです。元気いっぱい、活発で、見るからにやんちゃ。「この子を迎えたら……やんちゃな男の子になるかもしれないな」そんな予感は、正直ありました。
我が家にやって来た、賑やかなやつ
そしてその予感は、見事に的中しました。
弟犬・ペニーは、兄犬・マグとはまったく正反対の性格の子でした。とにかく活発。人が大好き、犬が大好き。初対面のワンちゃんにも「遊ぼうよ!」と真っ先に飛びついていくタイプ。家の中でも、外でも、常に全力です。
第2回でご紹介した通り、音のなるボールが大好きで、おもちゃを持ってくるのも上手。ヘソ天でひっくり返って寝る姿は、我が家の日常の癒しになっています。
マグの反応は……「迷惑そう」でした
問題は、兄犬・マグの反応でした。
ペニーが来た当初、マグは明らかに「なんだこいつ……」という顔をしていました。おっとりマイペースで、ひとりの時間も大切にしているマグにとって、突然やって来たやんちゃな弟は、正直なところ「迷惑」以外の何物でもなかったのかもしれません。
ペニーがちょっかいをかけてもそっぽを向く。遊ぼうと誘っても「結構です」という顔をする。あの塩対応が、ペニーに対しても全開でした(笑)。
でも、日に日に慣れていって
それでも、日が経つにつれて、マグの態度は少しずつ変わっていきました。最初はそっぽを向いていたのが、ペニーが近くに来ても逃げなくなり、やがてペニーが仕掛けてくるワンプロを、渋々ながらも受けるようになり——。
今ではすっかり、毎日元気にワンプロするのが日課になっています。
仲が「めちゃくちゃ良い」というわけではないかもしれません。相変わらずペニーがちょっかいをかけて、マグが「やれやれ」という顔で付き合うというスタイルは変わっていません。でも、それが我が家の「普通の日常」になりました。
ペニーを迎えて、良かったと思うこと
ペニーを迎えて、改めて感じることがあります。
ひとつは、前回も書きましたが、マグのお留守番問題への良い影響です。ひとりぼっちではなくなったことで、マグの不安がずいぶんと和らぎました。
そしてもうひとつは、我が家が格段に賑やかになったということです。マグだけの頃も十分幸せでしたが、ペニーが加わってから、笑える出来事が倍以上に増えました。「食べないくせにマグのご飯を壁になって阻止する」とか、「撫でてもらいたくてマグを押しのけて割り込んでくる」とか——2頭いるからこそ生まれる、ふたりならではのドタバタが毎日続いています。
「ふたつのハーブ」という言葉がしっくりくるような、そんな暮らしになりました。
おわりに
今回は、弟犬・ペニーとの出会いについて書かせていただきました。
親戚会というご縁から始まり、2ヶ月悩んで、7匹の中から直感で選んで——振り返ると、導かれるような出会いだったなぁと思います。やんちゃな予感は的中しましたが(笑)、それも含めてペニーの魅力です。
これからも、兄犬・マグと弟犬・ペニー、ふたりで元気に過ごしていってほしいと願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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